太鼓が破損した場合の胴の修復作業や皮が破れたり、長年太鼓を使用して皮が伸びたりした場合の張替え作業なども当店で対応を行っています。
昔からの製造・修復方法でこれまでに多くのエイサー太鼓の製造修復を行ってきました。
太鼓の皮に関しては1年間の保証付きですので購入されてから1年以内であれば無料で修理をいたします。
他店で購入された商品の修理も行っていますのでお気軽にご相談ください。
第一条件は十分乾燥している材料を使用することです。
第二条件はエイサー太鼓は人がかついで使用する太鼓なのでできるだけ軽い材料を使用します。
製材機を使い材料を鋸で切断して切り出し部分に鉋をかけて材料を張り合わせて集成胴を造ります。
できるだけ軽くて丈夫に造るように作業を進めていきます。
旋盤機を使い胴を旋盤します鑿で少しずつ、削り鑢、ペーパーを使用して時間をかけてキレイな円形に仕上げます
旋盤で仕上げた後胴の表面の細かい凸凹を補修します。
とのこ、パテ、大鋸屑、などで補修して表面を水平でつるつるの状態に仕上げ歌口の内部補強をします。
胴の仮塗装仕上げ行ってから胴に太鼓釻を取り付けます。
それから歌口の表面が皮を滑りやすくなるようできるだけ歌口をつるつるの状態に仕上げてから皮張工程に進んでいきます。
最初に使用する皮選びエイサー太鼓の胴は和太鼓に比べ胴の強度が弱いため中厚の牛皮を使用します。
一晩水につけて柔らかくなった牛皮を使用します牛皮を胴の上にかぶせてからロープを掛けてセッティングします。
1、ジャッキを少しずつ上げる
2、皮の上に体重をかけ足で踏み潰して皮をのばす
3、ジャッキを少しずつ上げる
4、皮を少し休ませる
1~4の要領手順を何度も繰り返して皮を張ります。皮の縁の部分が破れない程度まで皮を引っ張り伸ばしてから仮皮張りの終了です
十分乾燥している掛皮を使用。最初に皮の銀皮と床皮の両面交互に時間をかけて水を少しずつ染み込ませていきます。時間が経って皮の両面がやわらかくなれば皮を胴にかぶせてロープを掛けてセッティングします。歌口の表面にロウソクや石鹸などを塗れば皮が滑りやすくなりその分皮を強く張ることができます。
1、ジャッキを少しずつ上げる
2、皮の上に体重をかけて足で皮を踏み潰して皮をのばす
3、ジャッキを少しずつ上げる
4、皮の縁の部分を木槌でたたいて皮を引っ張る
5、皮を少し休ませる
1~5までの要領手順を何度も繰り返して皮を引っ張っていきます。
音の調整を決め終わったら皮の周りに鋲を打ち込んで本皮張りの完了です。
本皮張りの後1日経ってから皮の縁の部分を水平でキレイな状態にカッターナイフで切断します。
最後に胴に(色付け)仕上げ塗りを行ってから太鼓釻の雲板に鋲を打ち込んで固定すればエイサー太鼓の完成です。